2024年5月のGW、本ブログの記事は未だに昨年の写真旅行について書いていますが、閑話休題で先日行ったえりものコンブボートクルーズについてお送りします。
行き過ぎやろとも思われるかもしれませんが、コンブボートの乗船は半年ぶり。
遠くには既にアザラシの大群が・・・!
過去の記事はこちら
この時期は生まれたての赤ちゃんアザラシを見ることができますので、さっそく撮っていきます。
ちなみにこの日は15時ごろが干潮でして、特に赤ちゃんアザラシのまったりした画が撮りたかったので、13時からの乗船としました。
乗船して数分もせずに岩礁地帯に入るとそこは海獣ベビーパラダイスでした!
恐らく母子でしょう。漁業者にとっては害獣なアザラシですがやはりアザラシはかわいいものです。
距離は30m〜50mほど。熟練の漁師による操船により岩礁地帯でいい感じの撮影スポットに船をよせて、撮影のために船を安定させてくれます。
今回の持ち出しレンズですが、引き続き
単焦点もいいですが結構寄れることもあるので、ズームレンズがいろいろ構図が取れて良いと思います。(知床の羆クルーズほど寄れないということもないです)。
また、小さな船なので結構揺れることもあり、SSは1600くらいは稼ぎたいところです。波飛沫を被ることもありますので、気になる人は海水対策をしてください。
(ライフジャケット・カッパ・長靴は貸して貰えます)
岩礁地帯を進むと、いるわいるわ。アザラシがもさもさいます。
水族館など目では無いほど、数えられないほどいます。見る側は大興奮ですが、これだけいるとやはり、彼らのお腹に収まっている魚介類も尋常じゃ無い量でしょうね。
少し遠くを見ると、オッサンアザラシ(勝手に断定)が、腹をかきながら大きくあくびをしている姿が見られました。
もう彼は私の中ではオッサン扱いです。見えないですがきっと手前にはテレビがあり、彼の近くにはリモコンがあることでしょう。そんな休日の昼下がり。
岩場を見るとみんなこちらを見てきます。あまり近くによると海に入って逃げてしまいますが、遠目にいるアザラシはこちらをじっと見つめてきます。
これが船の上にいるから、プロの船頭がついているから安心感がありますが、野生の動物らのテリトリーの真ん中にいて、視線を浴びていると、それはそれで特異な状態であると改めて感じさせられます。
そんなアザラシもぐっと寄って、後ろにウミネコが来たときにパシャリ
白目の部分もあいまって、一気にアホっぽい画に早変わりです。週刊えりもが出るなら、是非この写真を表紙絵にしてほしいです。
寄ると毛がもさっとしてるので、まだ子供あざらしでしょうか。
コンブボートクルーズの一つの魅力が喫水線と船のヘリとの近さです。コンブボートと名の付いているとおり、えりも特産であるコンブの漁を行うためのこの漁船は、えりも岬の岩礁地帯を進むためもあり、非常に喫水が浅いです。
手を出せば海水面に触れることも可能なこの船から撮影すると、アザラシの目線とかなり近いところに撮像面を持ってくることが出来るため、良い写真が量産できます。いやほんとに。
なんなら岩礁の上でだらだらしているダラザラシたちはほとんどが同じ目線か、なんなら見上げるところにいることになり、岬の突端から望遠鏡で覗くのとは全く異なる姿を見ることが出来ます。
講釈はこのあたりにして、あとは撮影祭りです。
海では親がまっており、親がなんども上がったり下りたりして、子を海に誘います。泳ぐ練習でしょうか。
そろそろ帰る時間になった頃、近い岩場には恐らく生まれたばかりのアザラシがこんにちわしてました!
恐らく右がかーちゃん、左がおこさんでしょう。まだへその緒が着いてるところを見ると、生後数日以内のようです。既にこの段階で泳げるらしく、野生動物(海獣)は強いなぁと思いました。
波がときよりざぶんとかかり、その反動で海藻のベッドから落ちそうになるアザラシ。手を振って身体を起こし、母アザラシの元へなんとか身体を寄せようと必死です。
なんとか身体を戻せたようで、母の元へよりそう姿は、親子愛!って感じでちょっとほっこりしました。
あっというまの60分、30分コースだったのですが延長して1時間、えりも岬を独り占めしました。撮れ高抜群のえりものコンブボートクルーズでした。
後ろにお客さんの予定がなければ、観光船としては珍しく延長も可能で、オススメです!
是非今年はいちど、えりも町のコンブボートクルーズを体験してみてください。
(岬の駐車場にある掲示板に運行状況が貼られているほか、コンブボートクルーズのWebに掲載されている船長のSNSなどでも運行状況を確認することが出来ます)
レッツあざらし!